「JKお散歩」という商売

女子高校生と散歩ができるとうたった「JKお散歩」と呼ばれるサービスを提供する東京・秋葉原の店の経営者らが、客の男性に「少女の肩を触った」と言いがかりをつけて現金30万円を脅し取ったとして恐喝の疑いで警視庁に逮捕されました。

“女子高校生お散歩サービス”経営者ら逮捕

 
そりゃ、肩触っただけで金を脅し取れば恐喝で逮捕されるのは当然でしょ。と、思ってニュースを見ていたら、どうも警察はこの「お散歩」という商売自体を潰したいようだ。

客の男性と少女が2人きりで外出するため、体を触られるなどのトラブルが起きているほか、児童買春の温床になっているという指摘もあり、警視庁が実態を調べることにしています。

同上

 
なるほど、けしからんね。
弁護士の紀藤正樹氏も「別件逮捕」という見解だ。

ブログ更新!なんと別件で逮捕とは! しかも17歳の少女まで> #JK お散歩 店長ら逮捕=客から30万円恐喝容疑-警視庁: 弁護士紀藤正樹のLINC TOP NEWS-BLOG版


でもまあ、あれだよ。規制するのはかまわんけど、高校生とのお散歩という商売を潰すのではなく、あくまでも「健全化」を目的とした規制にとどめておく方が良いんじゃないかな。現状がどういう「デート」なのかは知らないけど、昼間に人通りのあるところを一緒に歩くだけなら不健全ではないだろうから、そういう方向へ誘導するのが良いんじゃないかな。
90年代末期に家庭教師をやっていたんだけど、その当時は援助交際ブームみたいなのがあって、教え子からもそういう話を色々聞いたよ。最近では援助交際=わいせつ行為って認識になってるけど、その当時は本当にデートするだけってのもあったのよ。それでおっさんと一緒にカラオケに行ったら無理矢理わいせつな行為された、とか言う子もいたのよね。
それはあかんよ。やっぱり女子高生個人がおっさんと個人的にデートするなんてのは危険きわまりない。それだったらまだ間にサービスを提供する大人が入った方がマシだろう。警察が「JKお散歩」を潰しても需要がなくなるわけではないから、結局は援助交際という警察や大人の目の届きにくい個人間取り引きに流れるだけだよね。
昼間に往来を女子高生と歩けるけど、それ以上を求めて誘ってはいけないというのを利用者と働いてる子に徹底させるような規制にするべきじゃないかな。ちゃんとルールを守れる・守らせることのできる業者なら営業してもいいですよって方向。何かあった時にすぐに相談できる大人がいるというのは、個人間取り引きよりは全然マシだから。個人間の援助交際だと、彼女達も悪いことをしているという自覚があるので、トラブっても大人に相談して助けを求めるってことはまずないからね。
まあ、それでも「耳かき事件」みたいに労働者の女の子を守るという意識のない駄目業者が事件を起こすだろうけど…。

 

それにしても1時間8,000円というのは理解不能な価格設定だ。そりゃ利用者のおっさんもパイタッチくらいいいのかなって誤解するって(笑)